第4回講演会

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第4回「日本テスト学会賞」記念講演およびワークショップ
開催報告

研究会担当理事:豊田秀樹(早稲田大学)
舛田博之(リクルートマネジメントソリューションズ)

小春日和の午後に、数多くの方々に参加いただき、早稲田大学戸山キャンパス(36号館382教室)にて、予定通り13時に開始されました。
表彰選考委員の渡辺洋先生の司会進行によって、前半の部では、今年8月末に多摩大学で開催された第8回年次大会で授賞式が執り行われました学会賞ならびに論文賞のご講演と、大会発表賞の発表と表彰がプログラムに沿って滞りなく行われました。
まず、表彰選考委員会を代表して渡部洋先生から、表彰制度の紹介と発表賞の発表ならびに受賞者の表彰が行われました。以下の5組の受賞者に柳井理事長より表彰状が授与されました。

発表賞受賞者
発表者(敬称略) 発表タイトル
石井秀宗(名古屋大学) 全国規模テストと自治体テストのリンキング可能性と学力の経年比較
大山 篤(東京医科歯科大学)
須永昌代(東京医科歯科大学)
樺沢勇司(東京医科歯科大学)
荒木孝二(東京医科歯科大学)
俣木志朗(東京医科歯科大学)
木下淳博(東京医科歯科大学)
医歯学シミュレーション教育システムの概要
佐藤喜一(新潟大学)
柴山 直(東北大学)
下位テストから構成されるテスト間の等化において合計と等化の順序が与える影響について
石井隆稔(電気通信大学)
植野真臣(電気通信大学)
ソンムァン・ポクポン(株式会社教育測定研究所)
eテスティングにおける最大クリーク抽出法を用いた等質テスト生成数の最大化法
韓 太哲(東北大学・株式会社教育測定研究所)
村木英治(東北大学・株式会社教育測定研究所)
呉 春來(株式会社教育測定研究所)
小林夏子(株式会社教育測定研究所)
林 規生(株式会社教育測定研究所)
コンピュータ適応型テストの中で,項目パラメータを適応的に推定
-2パラメータモデルについて(2)-

次に、学会賞を受賞された村木英治先生から『アメリカにおけるIRT研究とわたしが出会った研究者達』というタイトルでご講演いただきました。村木先生が長年にわたり取り組まれたIRT研究の歴史について振り返り、それぞれの時代で関わられた偉大な研究者の方々のエピソードを交えてお話いただきました。
続いて、論文賞を受賞された木村拓也先生には研究論文『日本における「テストの専門家」を巡る人材養成状況の量的把握』の研究内容について、研究の着想のきっかけとともにご紹介いただきました。
後半の部では、初心者向けテスト理論ワークショップとして、eテスティングの第一線で活躍されている電気通信大学の植野真臣先生に『eテスティング:先端技術とその動向』と題して、近年目覚しい発展を遂げているeテスティングの最新技術とそれらの動向について、実例を交えてご紹介いただきました。
記念講演とワークショップを通して、会員以外の方も含めて60名あまりの方々に参加いただき、盛況のうちに終えることが出来ました。