第9回研究会

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第9回研究会「Randy Elliott Bennett博士(ETS)特別講演」
開催報告

研究会委員会:舛田博之(リクルートマネジメントソリューションズ)

第9回研究会「Randy Elliott Bennett博士(ETS)特別講演」は、『これまでの能力測定の改善と新しい能力測定に向けての新技術の利用』をテーマに早稲田大学早稲田キャンパスの15号館02教室にて滞りなく行われました。
「Using New Technology to Measure Old and New Domains」の演題で、Bennett博士が取り組まれた全米教育統計センター(NCES;National Center for Education Statistics)による学力進捗度調査(NAEP;National Assessment of Educational Progress)でのコンピュータを利用した3つの研究について紹介いただきました。前半の2つの研究では、従来からの測定領域を対象とした数学能力のオンラインテスト(MOL;Math Online)と作文能力のオンラインテスト(WOL;Writing Online)について、ペーパーテストとコンピュータテストの比較可能性を中心に解説いただきました。後半の1つの研究では、新しい測定領域を対象とした課題解決力テスト(TRE;Problem Solving in Technology-Rich Environments)について、実際に使用したテスト画面をデモンストレーションしながら、その可能性について解説いただきました。講演終了後は会場とBennett博士との間で質疑応答が活発に行なわれました。
平日の夕方にもかかわらず、多くの会員以外の方々も含めて約70名の方々に参加いただきました。早稲田大学の澤木泰代先生の的確な通訳・要約によってさらに充実した研究会となり、ご参加いただいた方々に満足いただいて大盛況のうちに終えることができました。最後に、今回の講演会を開催するにあたり、多大なるご尽力をいただきました澤木先生をはじめとして、関係いただいたすべての方々に感謝申し上げます。

報告内容(PDFファイル)
Randy Elliott Bennett博士
ETS
Using New Technology to Measure Old and New Domains